台風・大雪シーズン前に、遠方からでも老朽木造の実家を見直すタイミング

台風の進路予報を見るたびに、遠方にある実家のことが気になって仕方がない、という方もいるのではないでしょうか。近くにいればすぐに様子を見に行けますが、遠方に住んでいると、そうもいきません。

今回は、台風・大雪シーズンの前後という節目に、遠方から老朽木造の実家をどう見極め、どう判断していくかを、データを交えてお伝えします。

シーズン中に現地へ駆けつけられなくても、焦る必要はありません。まずは、遠方からでも確認・対応できることを整理するところから始めても十分です。

目次

台風・大雪シーズンに、遠方から実家を案じるとき

「台風が接近しているのに、見に行くこともできない」

遠方に住んでいると、台風や大雪の予報が出ても、すぐに実家の様子を確認しに行くことはできません。ニュースで被害状況を見るたびに不安になっても、実際にどうなっているかは、次に帰省するまで分からないことがほとんどです。

この「見に行けないもどかしさ」こそ、遠方オーナーに共通する悩みです。まずは、この悩みを解消するために、どのような手段があるのかを知ることが、次の一歩につながります。

特に大雪の場合、屋根に積もった雪の重みでゆっくりと構造が傷んでいくため、被害に気づいた時にはすでに深刻な状態になっていることもあります。台風のような一時的な被害と違い、じわじわ進行するタイプのリスクである点も、遠方からは把握しづらい理由の一つです。

他の人はどうしているか

「遠方から台風のたびに心配しているのは、自分だけじゃないんだ」

国土交通省の調査で、所有者の住まいから空き家までの距離をたずねた結果です。

所有者の住まいから空き家までの距離割合
車・電車で1時間超約23%
車・電車で3時間超約10%

※出典:国土交通省「令和6年空き家所有者実態調査」結果のポイント

移動に1時間以上かかる所有者は4戸に1戸近くにのぼり、遠方からの管理は珍しいことではありません。台風・大雪のたびに不安を感じている方も、決して少数派ではないと考えられます。

似たケースとして、遠方から老朽化した実家を手放したケースをまとめた事例(【築50年・遠方管理】大垣市の空き家を売るには?売却相場・補助金・手放し方を解説)も、判断の参考になります。

こうした事例では、空き家管理サービスに定期巡回を依頼し、シーズン前後の点検結果をもとに売却を判断していたことが目立ちます。自分の目で確認できない分を、第三者の目で補う工夫がされています。

老朽木造を、遠方から放置するリスク

「被害が出ていても、気づくのが遅れそうで怖い」

老朽木造の空き家は、台風や大雪による被害が出ても、遠方にいるとすぐには気づけません。屋根の破損や雨漏りに気づかないまま時間が経つと、被害はさらに拡大し、修繕費用も膨らんでいきます。

また、部材の飛散などで近隣に被害が及んだ場合、遠方にいることで対応が遅れ、近隣との関係にも影響が出かねません。「知らなかった」では済まされない場面が、遠方オーナーには起こりやすいという点を意識しておく必要があります。

台風・大雪シーズン前後のタイミングで売却を考えるメリット・デメリット

「見に行けない不安を、少しでも減らしたい」

台風・大雪シーズン前後のタイミングで売却を考えるメリット

  • 管理サービスの利用で、シーズン前後の状態を把握できるようになる
  • 被害が出た場合も、早期に気づいて対応できる体制が作れる
  • 建物がまだ維持できる状態のうちに、判断材料を集められる
  • 近隣への被害リスクを減らす行動として、家族の理解も得やすい

台風・大雪シーズン前後のタイミングで売却を考えるデメリット

  • 管理サービスの利用には継続的な費用がかかる
  • 被害が発生してからの対応は、遠方だと業者手配に時間がかかる
  • 次にいつ帰省できるか分からないと、現地確認が後回しになりやすい
  • シーズン中は悪天候で、現地確認自体が難しい場合もある

今後の選択肢

「遠方からでも、できる備えを知りたい」

遠方に住みながらでも、老朽木造の実家について選べる道はいくつかあります。

  • 空き家管理サービスに、シーズン前後の重点点検を依頼する
  • 被害発生時にすぐ連絡が取れる業者を、あらかじめ決めておく
  • 現状のままでの査定額と、修繕・解体費用の概算を比較する
  • まずは現状の査定額だけを確認し、判断材料にする

シーズン前後の重点点検を依頼しておけば、「見に行けない不安」をある程度解消できます。被害の有無を早期に把握できる体制があるだけで、精神的な負担はかなり軽くなります。

お住まいの地域によっては、都道府県別の相談窓口も参考になります。(北海道の空き家売却相談窓口など)

今後の具体的なアクション

「次のシーズンまでに、備えておきたい」

老朽木造の実家について、遠方からでもシーズン前にできることがあります。

  • 空き家管理サービスの利用を検討する
  • 被害発生時に連絡できる業者を、あらかじめ調べておく
  • 現状のままでの売却査定額を確認し、判断材料にする
  • 近隣への連絡先(管理会社等)を整理しておく
  • 一人で抱え込まず、不動産会社に早めに相談する
老朽化に関するお悩み

老朽化

結論

ボロボロで倒壊寸前の家でも、現状のまま解体せず売却可能です。

事前の解体費用を自腹で払う必要はありません。現状のまま引き取ってくれる専門業者が存在します。

ボロボロでも売却できる理由
  • 業者が買い取った後に一括解体するため、個人で動くより安く収まる
  • 柱や基礎が無事なら、リフォームして再販するルートがある
  • 更地にして「新築用の土地」として販売する土地需要が高い
解決方法
建物の固定資産税明細書等で面積や築年数を確認
手元にある書類で建物の大まかなスペックを把握する。
自力でのリフォームや解体はせず、現状で査定を依頼
余計な費用は使わず、ボロボロのまま専門業者に見せる。
解体費用が引かれた「買取価格」の提示を受ける
手出し資金ゼロで進められる見積もりになっているか確認。
最も手元にお金が残る業者を比較して選ぶ
見積もり額と諸費用を計算し、納得のいく業者と契約する。
注意したいポイント
  • 自力で解体すると、高額な解体費用(数百万円)の持ち出しが発生する
  • 解体して更地にすると、固定資産税の減税優遇がなくなり税金が最大6倍に
  • 放置しすぎると、行政から強制解体され費用を全額一括請求されるリスクあり
※老朽化物件は時間とともに価値が落ちるため、現状のまま早めに相談するのが損失を防ぐコツです。

保存版:スクショがおすすめ

Ctrl+Dでお気に入り登録

© 全国空き家解決ナビ
QRコード

実家のことは、これからも節目ごとに向き合うことになります

一周忌が終わっても、実家の問題がなくなるわけではありません。多くの方が、次のような節目でまた実家のことを考えることになります。

法要以外にも、こんな機会に実家のことを思い出す方が多いようです

建物の状態や権利関係など、ここで触れきれなかった悩みについては、
あなたの状況から探すのページでも詳しく整理しています。

まとめ

「見に行けなくても、備える方法はある」

遠方に住んでいると、台風や大雪のたびに実家のことが心配になりますが、管理サービスや事前の備えで、不安を軽減することはできます。シーズン中に結論を出す必要はありませんが、今のうちに備えを整えておくことが、次のシーズンを少しでも安心して迎える一歩になります。動くなら、今日が一番損の少ない日です。

実家の空き家、まずは無料相談から

✓ 相談は何度でも無料  ✓ 全国どこからでも相談可能  ✓ 複数窓口の比較検討OK

同じような状況の方が、どんな基準で相談先を選んでいるか。放置するリスクと合わせて整理したページです。

目次