GWにまとまった休みが取れ、実家の敷地をゆっくり歩いてみたら、道路から続く細い通路が、思っていたより荒れていることに気づいた方もいるのではないでしょうか。
旗竿地(はたざおち)にある実家は、建物本体だけでなく、この通路部分の管理も必要になります。今回は、GW・帰省シーズンという節目に、旗竿地の実家をどう見極め、どう判断していくかを、データを交えてお伝えします。
「形が特殊だから難しい」と決めつける必要はありません。まずは、通路を含めた敷地全体の状態を確認するところから始めても十分です。
GWの帰省で、通路部分の荒れ具合に気づくとき
「建物のことばかり気にしていて、通路までは見ていなかった」
旗竿地は、道路に接する間口が狭く、そこから奥に細い通路(竿の部分)が伸びる形状の土地です。日々の管理では建物本体に意識が向きがちですが、GWのようにまとまった時間が取れると、普段は見過ごしがちな通路部分の状態にも目が届きます。
雑草や樹木の伸び具合、舗装のひび割れなど、通路部分の変化は、建物の売却時にも影響する要素です。今回の帰省で気づいたことを、しっかり確認しておきましょう。
通路部分は日当たりや風通しの影響を受けやすく、建物本体より劣化のスピードが速いこともあります。年に数回しか確認できないからこそ、まとまった時間が取れるこの機会に、隅々まで目を配ることが大切です。
他の人はどうしているか
「旗竿地でも、ちゃんと売れた人がいるんだと分かった」
国土交通省の調査で、空き家の賃貸・売却を考えるうえでの課題をたずねた結果です(複数回答)。
| 賃貸・売却を考えるうえでの課題 | 割合 |
|---|---|
| 住宅の傷み | 約41% |
| 借り手・買い手の少なさ | 約38% |
※出典:国土交通省「令和6年空き家所有者実態調査」結果のポイント
「借り手・買い手の少なさ」を課題に挙げる所有者は約4割にのぼり、旗竿地のような形状の制約がある物件では、この課題がより意識されやすいと考えられます。ただし、旗竿地は再建築不可や未接道と違い、建築自体は可能な場合が多く、価格面での調整で買い手が見つかるケースも少なくありません。
似たケースとして、条件のある実家をどう手放したかをまとめた事例(【築30年・老朽化】高知市の空き家を売るには?売却相場・補助金・手放し方を解説)も、判断の参考になります。
こうした事例では、GWの休みを使って通路部分の整備を済ませ、そのまま旗竿地に慣れた業者へ査定を依頼していたことが目立ちます。まとまった時間を使って、通路の手入れと査定依頼を同時に進めているのが特徴です。
旗竿地をこのまま放置するリスク
「通路のことは、後回しにしてきてしまった」
旗竿地は、建物自体の老朽化に加えて、通路部分の維持管理も必要になります。放置が続くと、建物の老朽化と通路部分の荒廃が同時に進み、買い手にとっての印象がさらに悪くなっていく可能性があります。
旗竿地は間口の狭さゆえに、外から見た第一印象が売却の成否に影響しやすい土地でもあります。次の連休まで数ヶ月空くことを踏まえると、今回の帰省でどこまで対応できるかが重要になります。
GW・帰省シーズンのタイミングで売却を考えるメリット・デメリット
「せっかくのまとまった休みだから、通路のことも片付けておきたい」
GW・帰省シーズンのタイミングで売却を考えるメリット
- 連休でまとまった時間が取れ、通路と建物の両方を確認できる
- 旗竿地の取り扱いに慣れた不動産会社に、この機会に相談できる
- 通路の手入れをまとめて済ませられる
- 建物・通路がまだ維持できる状態のうちに、査定額を確認できる
GW・帰省シーズンのタイミングで売却を考えるデメリット
- 旗竿地に慣れていない不動産会社では、査定が的確でない場合がある
- 連休中は業者も繁忙期で、希望通りの日程が取れないことがある
- 通路部分の本格的な整備は、短い滞在では終わらないこともある
- 相場より価格を抑える必要があると分かり、判断に時間がかかることがある
今後の選択肢
「旗竿地でも、ちゃんと売れる方法があるなら知りたい」
旗竿地の実家について、当事者として選べる道はいくつかあります。
- 旗竿地の取り扱い実績がある不動産会社に査定を依頼する
- 通路部分の幅員や権利関係を確認しておく
- 近隣の類似物件(旗竿地)の成約事例を調べる
- まずは現状のままでの査定額を確認し、判断材料にする
旗竿地の取り扱い実績がある不動産会社を選ぶことが、適正な査定を受ける近道です。形状を理由に安易に価格を下げるのではなく、実際の需要に見合った提案をしてくれる業者かどうかを見極めることが大切です。
お住まいの地域によっては、都道府県別の相談窓口も参考になります。(滋賀県の空き家売却相談窓口など)
今後の具体的なアクション
「まずは今の敷地の状態を、正確に把握したい」
旗竿地の実家について、次の連休までにできることがあります。
- 通路部分の幅員を実測し、建築基準法上の要件を満たしているか確認する
- 通路・敷地の雑草や劣化状況を確認しておく
- 旗竿地の取り扱いに慣れた不動産会社に査定を依頼する
- 近隣の旗竿地の成約価格帯を調べておく
- 一人で抱え込まず、不動産会社に早めに相談する
解体費用
解体費用を自腹で払う必要はありません。
一般的に木造住宅の解体には100〜200万円単位の費用がかかります。しかし、専門の買取業者に売却すれば、業者が「解体込み」の条件で買い取るため、実質的な持ち出しなしで土地の処分が可能です。
- 解体後に土地が売れ残るリスクを負うのは所有者(あなた)だから
- 業者は「解体コスト」を差し引いても利益が出る独自の販路を持っているため
- 行政指導による「強制代執行」になると、費用は2〜3倍に跳ね上がるリスクがあるため
- 解体だけを先に依頼すると、後に土地が売れなかった場合、費用が丸ごと損失として残る
- 「解体費用補助金」は申請から支給まで時間がかかり、工事条件も厳しい場合が多い
- 不法投棄など、悪質な解体業者によるトラブルにも注意。実績あるプロに任せるのが安全
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実家のことは、これからも節目ごとに向き合うことになります
一周忌が終わっても、実家の問題がなくなるわけではありません。多くの方が、次のような節目でまた実家のことを考えることになります。
法要以外にも、こんな機会に実家のことを思い出す方が多いようです
建物の状態や権利関係など、ここで触れきれなかった悩みについては、
あなたの状況から探すのページでも詳しく整理しています。
まとめ
「形が特殊でも、売れないわけじゃない」
旗竿地の実家は、間口の狭さゆえに売却の難しさを感じやすいものですが、取り扱いに慣れた業者と現実的な価格設定があれば、成約に至るケースは少なくありません。GW中に結論を出す必要はありませんが、今の状態を把握し、専門家に相談してみることが、次の判断につながる一歩になります。動くなら、今日が一番損の少ない日です。
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同じような状況の方が、どんな基準で相談先を選んでいるか。放置するリスクと合わせて整理したページです。





